2012 国際協同組合年

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コープかながわについて

環境活動 「カキを育てる海」と「森」の関係

山の環境が海の生態系に大きな影響を及ぼしています

“森と海”は連鎖しています。森が荒れると海も荒れる。森が豊かだと海も豊かになります。

戦後、大量の木材が必要となり、ブナなどより生長の早いスギが植林されました。
しかし、近年は林業の衰退で手入れがされないスギ林が増えています。
スギなどの針葉樹は根が浅く森の土を抱き込めないために、地面に落ちた雨水は、土を巻き込んで一気に川や海に流れ込みます。濁った海水は光を遮ってしまいます。

林業の衰退で手入れがされないスギ林

スギなどの針葉樹は...

 

ブナや桜などの広葉樹は...

ブナや桜など広葉樹の森は、雨が降るとたくさんの落ち葉の栄養を含んだ水が地中を通って海に流れます。その栄養がプランクトンの豊富な海をつくり、カキや魚がそのプランクトンを食べて育ちます。
1個のカキは1日200リットルもの海水を吸い、水と一緒に吸い込んだプランクトンを餌にします。森から流れ出るミネラル分の豊富な水は、たくさんの生き物が生息できる海を保ちます。

宮城県「カキ」の産地で孫子の代まで海の幸を守るために、植樹活動をしている「石巻グリーングローブの会」を応援!!

コープは将来にわたって組合員の皆さんにおいしいカキを提供し続けたいと考え、コープの商品を利用してかきの生産者と一緒に、産地の環境保全に取り組む「石巻グリーングローブの会」を支援してきました。

2004年度より「コープの産地指定宮城県産生かき」の代金から1パック販売ごとに1円を、植樹の苗木代として「石巻グリーングローブの会」に寄付を続けています。また2010年度・2011年度は「CO・OPの洗剤を買って森を育てようキャンペーン」を実施し、さらに苗木代を寄付することができました。

2011年3月の東日本大震災により、宮城県は未曾有の被害を受けました。現在漁業協同組合の皆さんは、大変な努力で残ったかきやわかめ、めかぶなど海産物を集め、養殖の復活に取り組んでいます。「石巻グリーングローブの会」も、新たなメンバーや地域の団体と共に、生き物がたくさん棲む元の豊かな海に戻す活動をスタートしました。

「石巻グリーングローブの会」とは

地域の環境を守ろうと1999年から有志の皆さんで市有林や民有林約6ヘクタールの山林に、スギを伐採して広葉樹に植え替える活動をすすめています。

会長 甲谷 豊さん

会長 甲谷 豊さん

苗だったシャクナゲが花を咲かせました

苗だったシャクナゲが
花を咲かせました

荒れた海を何とかしたいと森の再生を始めました

会長 甲谷 豊さん

1990年ごろ、森の荒廃で海が荒れていると感じていましたね。いろいろな影響が重なったとは思いますが、森が荒れているから海の栄養がなくなったんですね。森に入ったら想像はしていたものの荒れ放題のスギ山にびっくりしました。密集して植えた後、間伐もせず放っておいたので、根が張らず、スギを1本切ると支え合っていた木が倒れてしまうんです。
この地域は海産物で生活をする人が多いので、みんな何とかしたいという思いを持っていたんです。周りの人たちに話したら「じゃ~やるか」ということになり5~6人集まったのが始まりです。

最初は倒れた木をくぐったり、またいだりして、まず車が通れる道を造りました。重機を使って、倒れているスギを処分したり、根っこを掘り出しました。そこからは手作業です。苗木を植える穴を掘り、添え木を立てて、土をかけ、鹿などから守るネットを張るなど、1本ずつ行います。
大きな木の下にはツツジやシャクナゲなども植えて、森林公園のようにしたいと思っています。

鹿の進入を防ぐためのネット

鹿の進入を防ぐためのネット

寄付金は約1,000本の苗木に

今は行政からの援助が減っているので、苗木代を寄付していただけるコープさんの援助をとてもうれしく思います。コープさんからの寄付金でこれまで約1000本の苗木を購入することができました。当初は苗木代が安い、小さな木を植えていましたが、小さな苗木は鹿や野ウサギに食べられてしまうことがわかりました。近ごろは苗木代は高い(1500円)のですが1メートル以上に育った木を植えるようにしています。
植えているのは、桜、山モミジ、ブナ、ケヤキ、シラカバ、ナナカマドなど、ブナやナナカマドは鹿が大好物で、食べられてしまうことが多いので大きくなるまでネットを張って保護するんです。
鹿は、後ろ足で立ち上がって若芽を食べるんですよ。だから、2メートルくらいまで育たないと安心できませんね。

孫子の代まで伝えたい「森の大切さ」

これからもこの取り組みを、コープの皆さんと一緒に50年100年と続け、カキと森の関係や植樹の目的を考えるなど取り組みの輪を広げたいです。
わたしたちの会は津波ですべてを流されました。ただ植樹した森は被害はありませんでした。これまで「この植樹の効果が現れるのは、孫の代ですよ」と話してきましたが、春になり、苗から育てた木々が次々花を咲かせたのを見て、改めて思いました。孫の代までいい環境を残したい、みんなで協力し、一日も早く元の海に戻したい、と。だから今こそ「石巻グリーングローブの会」が力を発揮すべき時だと思っています。

2011年もCO・OPの洗剤で「石巻グリーングローブの会」を応援しました!

コープは「組合員・職員の環境に配慮したくらし」と「環境保全型の社会経済のしくみ」づくりに貢献したいと活動をすすめています。

この活動は洗剤を製造するメーカーと協力し、CO・OP洗剤1点お買いあげごとに1円を「石巻グリーングローブの会」に寄付する取り組みです。東日本大震災で石巻の海は壊滅的被害を受けました。復興には数年かかる見込みですが、その間にも海をきれいに保っていきます。2011年5月21日~10月20日に実施し、18万9,226円が集まりました。

CO・OPの洗剤を買って森を育てようキャンペーン

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