
ゴミを減らし、資源を大切にするくらしの心を広げたい
・・・いまではほとんどの組合員がマイバッグ持参を実践
コープかながわでは1982年、全国の生協でも先がけてお買い物袋の無料提供をやめ、有料化を始めました。今でこそ環境問題への意識が高まり、「マイバッグ持参」などの合い言葉で理解されてきたレジ袋の節約運動ですが、その当時に「レジ袋は1枚10円」と有料化まで宣言したことは、たいへん衝撃的でした。
1982年当時の位置づけは、ゴミ問題というよりも「ムダなものはできるだけ排して、その分組合員に還元しよう」ということでした。慢性的なインフレで、物価は年々高くなるのが当たり前だった時代。生活必需品の単価を下げることがコープのテーマでもありました。「レジ袋は10円に有料化しますが、その代わり404品目の商品の値段は据え置きます」と、価格政策とセットで打ち出された施策だったのです。「サービスは悪いけど、価格は安いのがコープ」というのが当時のコープのイメージとなった出来事でした。
当時、包装資材などの節減運動として、レジで渡していた紙製のサービス袋(大8円、小3円)。
「サービス袋を少なくすることは商品の価格引き下げにもつながる」と、当時からお知らせしていました。

「お買い物袋は持っていくのが当たり前」という習慣を、コープかながわの組合員は早くから受け入れました。今ではお店によって差はあるものの、コープでお買い物をする9割もの組合員がバッグを持参しています。
一般的には一人あたり年間約300枚のレジ袋を使用し廃棄しているといわれますが、コープでは9割以上の組合員の協力によって、1年間に減らせた袋は推定3,628万枚(2010年度)。原油に換算すると約74万リットルが節約できたことになります。
有料販売したお買い物袋の売上金は、店頭リサイクル推進や環境キャンペーン推進のための経費として有効活用しています。

コープでのレジ袋有料化、そして「マイバッグ持参運動」、さらに新しい取り組みとして、2000年にスタートした「マイ・バスケット」。315円でピンク色の専用バスケットをレンタルし(2011年6月より買い取り式に変更)、レジで精算が済んだ商品をそのまま家に持ち帰ることができるというシステムは、店で段ボール箱をもらうよりもゴミが出なくていい、サッカー台で詰め替える必要がないと、利用者に好評を得ています。

また、コープではオリジナルのお買い物袋を供給したり、2003年からは組合員加入のプレゼントとしてエコバックを提供しています。同時期に、お買い物袋を忘れた方へはサービスカウンターでレンタルバックのサービスも始めました。

率先して他のスーパーのレジでも「袋はいりません」と言う運動をすすめた組合員もいます。「いりませんというのは最初は抵抗がありましたが、やって簡単という感じで慣れましたね」。このような組合員一人ひとりの行動は社会的にも広がりを見せました。
2006年度、容器包装リサイクル法の見直しの一環として、レジ袋の有料化が議論されました。どのお店でもお買い物袋を持参する人や、エコバッグを販売する企業も出てきました。これらはまさに1982年、コープから始まった運動の結果だといえるでしょう。
