
コープ商品大百科「食中毒」対策
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昨年度、商品検査センターで検査した検体数に占める微生物検査の割合です。残留農薬よりも、食品添加物よりも数多く検査している『微生物』について、いっしょに考えましょう。
コープでは、『食の安全』を脅かすさまざまな要因の中で『衛生管理・食中毒対策』が鍵であると考えています。
下の表は、食中毒事件死者数の推移です。食中毒対策に社会全体で取り組み、改善してきた歴史がうかがえます。ただし近年でも、患者数は全国で3〜4万人、事件数も1,300〜2,000件という状況があります。また、2002年の内訳の半数を占める『腸管出血性大腸菌O-157(9人が死亡)』のように微生物や細菌は、いったん事件を発生させると被害が広範囲に及びます。
| 年次 | 1952 | 1953 | 1954 | 1955 | 1956 | 〜 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 |
| 死者数 | 212 | 198 | 358 | 554 | 271 | 〜 | 4 | 4 | 18 | 6 | 5 | 7 | 6 | 5 |
『組合員のくらしと健康を守る』コープが食生活の中で『命の危険』に及ぶ可能性のあるものとして、『衛生管理・食中毒対策』を重視しているのは、このような理由からです。
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O-157の感染事例の原因食品等と特定、あるいは推定されたものは、
国内では井戸水、牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、シカ肉、サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、日本そば、シーフードソースなどです。
海外では、ハンバーガー、ローストビーフ、ミートパイ、アルファルファ、レタス、ホウレンソウ、アップルジュースなどです。また、国内で流通している食品の汚染実態を調査したところ、牛肉、内臓肉及び菓子から本菌が見つかったという報告もあります。
O-157は、さまざまな食品や食材から見つかっていますので、食品の洗浄や加熱など衛生的な取り扱いが大切です。
*食中毒を起こす微生物には、細菌の他にもウイルスや原虫などがあります。食中毒の症状や予防方法は、その種類によって異なりますが、食中毒の種類ごとに原因となる微生物を下表のように分類することができます。
細菌性食中毒 |
感染型… 食品に付着して増えた細菌を、食品と一緒に食べることにより発生 |
サルモネラ属菌、コレラ菌、赤痢菌 など |
毒素型… 食品中で大量に増えた細菌が毒素を作り、この毒素を食品と一緒に食べることにより発生 |
ボツリヌス菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌など |
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ウイルス性食中毒 |
ノロウィルス、その他A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス など |
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原虫類 |
原虫(クリプトスポリジウム、サイクロスポラなど) |
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コープ商品検査センターでは、“絶対に食中毒事故を起こさない”ために商品や原料、製造施設の検査を行っています。保存料等の使用が少ないコープの商品は、より厳しい製造環境や温度管理が求められています。コープ商品検査センターでは特に微生物の検査に力を入れています。
チェック項目を元に、作業者から聞き取りをし、現場の衛生状態を検査。検査は、『作業者の手洗い方法』『食品等の取り扱い』『冷蔵庫・冷凍庫、調理器具・容器の管理』『施設・設備、掃除道具・薬剤の管理』『記録の記入』などの各工程について35〜40項目実施。また、手指、調理器具、蛇口、冷蔵庫取っ手などの拭き取りによる細菌検査、売場の寿司や刺身などの細菌検査も行い、衛生的に問題がないことを確認します。
検査の結果、改善が必要と認められる施設は、改善されるまで検査を継続実施。改善が確認されると、各施設に「○○年施設衛生検査食品衛生優良施設」と表記したステッカーを発行。このステッカーは売場に掲示し、安心してご利用いただける施設であることを組合員にお知らせします。
おうちCO-OPの商品と施設も検査対象!
配送センター内での商品保管温度管理、配送中〜配達時の温度管理などを調査、確認しています。
これからの季節、食中毒が急増します。家庭での食品の管理だけではなく、食品を買ったお店から自宅までの温度管理や調理中、調理後の扱いなど、トータルできちんと食品を管理することが大切です。